この問題を解決するため、ヒートパイプの技術を応用した無動力の熱制御素子(ループヒートパイプ、LHP:Loop Heat Pipe)が最適と考え、その研究を行っています。図1にLHPの概念を示します。蒸発器に加えられた熱は、蒸発器内の液体を気化させ蒸気として、蒸気管を流れ凝縮器内で凝縮します。このとき蒸気が液化する熱を外部に放出することで熱を輸送する仕組みです。凝縮した液体は、液管を流れ蒸発器内の毛細管力によりに蒸発器に戻ります。本方式は、従来の空冷、水冷の熱制御に必要なファン、ポンプの駆動用電力を必要としないため、省エネルギー・環境配慮の点で優れています。 |