機械加工時の温度制御は、工具自体の寿命を延ばす、さらに製作品の均一性を確保するために重要な課題であります。現状は、切削油を使用した温度制御が広く行われていますが、切削油の使用量が多く、また正確な温度制御が行われないなどの欠点がありました。さらに、大量の切削油を使用しているため環境問題への対応も不可欠となっています。この問題を解決するため、流体の潜熱を利用して使用冷媒量を抑え、さらに冷媒還流の動力を最小限とする技術の開発が求められています。このために、ヒートパイプ(HP:heat Pipe)の技術を応用した無動力の熱制御素子(ループヒートパイプ、LHP:Loop Heat Pipe)の研究を行いました。 |